
売れるリフォームチラシデザイン事例!反響率を高めるコツを紹介
チラシは「紙媒体」として、デジタル化が進む現代でも、地域に根差したビジネスにとって非常に欠かせない広告物です。
特にリフォームのような地域密着型のサービスは、お客様との信頼関係が重要になるため、手に取れるチラシは大切な広告媒体といえます。
ただし、ただ情報を載せるだけでは、すぐに捨てられてしまいます。
反響率を高めるためには、ポストから取り出した瞬間のわずかな時間で「捨てずに残しておこう」と思わせるデザインが不可欠です。

この記事では、思わず目を引く「売れるリフォームチラシ」のデザイン例から、反響率を高めるための具体的なコツなどを分かりやすくご紹介します。
目次
リフォームチラシデザインの事例と反響率アップのコツ
最近、デザポケにご依頼いただくリフォーム関連のチラシデザインは、大きく分けて以下2つのテイストのものがほとんどでした。
- スッキリ・おしゃれ系
- にぎやか・わいわい系
それぞれのデザインが持つ魅力と、ご依頼の背景にあるお客様の課題をご紹介していきます。
スッキリ・おしゃれ系
「スッキリ・おしゃれ系」のチラシデザインは、トレンドや洗練されたデザインを求めるお客様に響きやすいようです。

特に、以下のような場合に効果を発揮します。
- 家全体のリノベーションを考えているお客様
- 低予算で自分らしいスタイリッシュな空間にしたいお客様
このデザインは「高級感がある」という印象を与えつつも、「賢くおしゃれにできる」というメッセージを伝えられるのがポイントです。
トレンドを活かしたフルリノベーションなどを打ち出したい場合はこちらがおすすめです。
にぎやか・わいわい系
「にぎやか・わいわい系」のチラシは、親しみやすさと楽しさを全面に出したい場合に選ばれることが多いようです。

このデザインは、特に以下のようなお客様に響きやすい傾向にあります。
- イベントやキャンペーンへの集客が目的の場合
- 「リフォームは敷居が高い」というイメージを払拭したい場合
- 部分的なリフォームを考えているお客様に気軽に相談できそうと感じてほしい場合
このデザインテイストは、専門性よりも「気軽さ」と「楽しさ」を全面に出すことで、お客様に安心感を与える役割を果たします。
リフォームチラシデザイン5つの原則
リフォームのチラシデザインは、制作にあたり、以下の5つの原則に沿って進める必要があります。
- ターゲットを明確にする
- 他社と差別化できるポイントを明確に打ち出す
- 一目で伝わるレイアウト・配色・余白設計を行う
- 反応を促すキャッチコピーとCTA配置する
- 信頼を得るための要素を盛り込む
それぞれの項目について詳細をご紹介していきます。
ターゲットを明確にする
まず何よりも「誰にチラシを届けたいか」というターゲットを明確にすることが大切です。
ターゲットが広すぎると、誰の心にも響かない、ぼやけた印象のチラシになってしまう可能性があります。
例えば、高齢者の方々をターゲットにするのであれば、以下のような工夫が必要です。
- 文字を大きくする
- 写真も見やすいレイアウトに整える
- 見やすい配色にする
ターゲットが定まることで、デザインや情報の方向性が自然と決まり、訴求力の高いチラシに繋がります。
ターゲットが明確になったら、次に「どんな雰囲気のチラシにするか」というテイストを決定します。
デザポケでは過去の成功事例を参考にしながら、お客さまの伝えたい事や、サービスに合った雰囲気を探していきます。
もし入れたい要素や参考にしたい例がわからない場合でもご安心ください。

弊社のアカウントエグゼクティブがご要望をヒアリングし、課題解決のための要素を抽出し、お客様にお選びいただきながらデザインに反映させるお手伝いも可能です。
他社と差別化できるポイントを明確に打ち出す
リフォーム業界にはたくさんの会社がある中で、他社との差別化をすることも非常に重要です。
「なぜあなたの会社を選ぶべきなのか」という理由を明確に伝えなければ、お客様はどこに頼めばいいか分からなくなってしまうからです。
お客様に「この会社なら安心してお任せできそう」と感じてもらうためには、他社にはない会社の強みを具体的に打ち出す必要があります。
具体的なポイントは以下のような例です。
☞ 具体的な例
- 職人の技術力
- 充実したアフターフォロー
- 地域密着型の迅速な対応
- 独自の工法や素材
- 施工実績が豊富
これらの強みを具体的に示し、お客様に納得してもらうことが大切です。
デザポケではリフォーム&建築関係の紙媒体広告の制作実績が豊富にございます。
どのような強みを掲載すればよいかお迷いの場合は、過去の制作物を参考にしながら、理想のデザインを再現できるお手伝いもさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
一目で伝わるレイアウト・配色・余白設計を行う
マーケティングの世界では、お客様がチラシに費やす時間は平均3秒とも言われています。
この限られた時間で成果を出すためには、瞬発的な訴求力が不可欠です。
お客様の心を一瞬で掴むために、以下の点に注目してデザインを構築する必要があります。
レイアウト | 写真と金額を大きめに記載して目立つように |
配色 | 濃淡をつける 写真や価格を殺さないように、中途半端な濃さは避ける |
余白 | スタイリッシュさを目指す場合はあえて余白を設ける |
どんな内容を見せたいかによって、適切な表現方法は変動しますが、レイアウト・配色・余白は工夫が必須です。
また、写真を入れる際はビフォーアフターのアフターを魅力的にすることや、金額も目立たせて興味関心を引くといった点も意識しましょう。
反応を促すキャッチコピーとCTA配置する
リフォームチラシで成果を出すためには、ただ情報を載せるだけでなく、読者に「行動したい!」と思わせる具体的な仕掛けが必要です。
キャッチコピーは発注者であるお客様側で用意いただくことも可能ですが、私たち制作側でターゲットに合わせて考案することもできますのでご安心ください。
また、チラシを見たお客様に次の一歩を踏み出してもらうため、お問合わせの電話番号やQRコード、ウェブサイトへの誘導といった、明確な行動喚起(CTA)を配置することが重要です。

信頼を得るための要素を盛り込む
リフォームはお客様にとって決して安くない買い物です。
だからこそ「この会社なら大丈夫」と、安心感と信頼感を抱いてもらえることが何よりも大切になります。
お客様に安心して選んでもらうためには、お渡しするチラシに以下の要素を盛り込むことをおすすめします。
リフォーム事例
過去に手掛けたリフォーム事例を掲載することで、これまでどんなリフォームを得意としているのか、お客様に具体的にイメージしてもらえます。
ビフォーアフター
リフォーム前と後を並べて掲載することで、会社が持つ技術力やデザイン性を分かりやすく伝えることができます。
お客様の声
「●●様邸のリフォーム事例」といったように、実際のお客様のリアルな声を載せることで、誠実な対応姿勢が伝わり、安心感に繋がります。

こういったデザインの工夫が、数ある競合の中からお客様に興味を持っていただくきっかけを作ります。
反響が取れるリフォームチラシのチェックリスト&失敗例まとめ

「チラシデザインに盛り込むべき要素を入れたはずなのに、なぜかお客様の反応が薄い…」
そう感じる場合は、デザインでよくありがちな失敗例と改善ポイントをチェックしてみましょう。
- 必ず入れるべき要素
- やりがちな失敗デザインと改善ポイント
せっかくの魅力的な情報も、デザインや伝え方一つでお客様に全く響かなくなってしまうケースが非常に多いです。
必ず入れるべき要素
多くの情報を詰め込んだチラシは、一見すると親切ですが実は逆効果です。
情報量が多すぎると読者は読む気をなくし、本当に伝えたい魅力が何一つ伝わらなくなってしまいます。
効果的なチラシを作る秘訣は、情報を「厳選」すること。
お客様の心を動かし、行動へと繋げるためには、以下の必須項目にポイントを絞ってアピールしましょう。
☞ 入れるべき要素
・キャッチコピー
・制作実績、年間実績●棟、創立何周年など
・イベント情報
・リフォーム商品情報
・お問合わせ先
・プレゼントや来店特典
あれもこれもと欲張ると、かえって魅力が伝わりません。
反響を得るために、チラシには要点を絞った情報のみを掲載し、わかりやすいデザインを心掛けましょう。
やりがちな失敗デザインと改善ポイント
デザインを制作する際に、よくやりがちな失敗例と改善ポイントをご紹介します。
失敗 | 改善ポイント |
情報を盛り込みすぎている | ターゲット・ペルソナを絞る |
色使い過ぎている | 3色までに抑える |
写真の配色が悪く埋もれている | 濃淡、大きさのメリハリをつける |
全体のバランスが悪い | 主張したい箇所が目立つデザインにする |
また、よくある失敗例として、リフォーム前の『ビフォー』写真が、リフォーム後の『アフター』写真より目立ってしまうケースがあります。
リフォームチラシ制作で後悔しない選び方|自作か外注か?
チラシを制作する時、「自分で作るべきか、プロに外注すべきか」は、多くのご担当者様が悩むポイントです。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあり、安易に選ぶと「こんなはずじゃなかった…」と後悔に繋がりかねません。
外注の相場とメリット・デメリット
制作を外注化した時のメリットは、以下のようなメリットがあります。
①クオリティの担保による「信頼感」の向上
プロが制作したチラシは、デザインの基本原則(レイアウト、配色、フォント選びなど)がしっかりと押さえられているため、素人感や安っぽい手作り感が出ません。
洗練されたデザインは、それだけで企業の専門性や信頼性をお客様に伝える強力なツールとなります。
情報が整理され、視覚的に美しいチラシは「仕事も丁寧でしっかりしていそう」という好印象を与え、お問い合わせへの第一歩に繋がります。
②制作にかかる「時間と手間」の大幅な削減
一見簡単そうに見えるチラシ制作ですが、実際には非常に多くの準備と作業が必要です。
☞ 制作の際に必要な準備
- コンセプト設計、キャッチコピーの考案
- デザインソフトの操作
- 写真やイラスト素材の準備・加工
- 印刷会社用のデータ作成(入稿作業)
これらの専門的な作業をすべて自分で行うのは大変な負担となります。
外注すればこれらの煩雑なプロセスを専門家に一任でき、担当者は本来のコア業務に集中することができます。
③訴求力の高い「プロの視点」の活用
自分たちで制作すると、どうしても伝えたい情報を詰め込みすぎるなど、作り手目線のチラシになりがちです。
プロのデザイナーは、お客様の心に響く見せ方や、行動を促すための仕掛けを熟知しています。
客観的な視点から情報を整理し、最も効果的なキャッチコピーやデザインを提案してくれるため、自作するよりも反響率の高いチラシが期待できます。
外注化のデメリットは以下の通りです。
①コストがかかる
プロに依頼する分、デザイン料などの外注費用が当然発生します。
自作に比べて予算の確保が必要です。
②修正に時間がかかる
「少しだけ直したい」という場合でも、担当者とのやり取りを挟むため、自作のようにスピーディーな対応は困難です。
③印刷や配布の手配が別な場合も
デザイン会社の業務は「データ作成まで」が一般的です。
印刷や新聞折り込みの手配は自分で行う必要があるか、事前にサービス範囲を確認しましょう。
外注時の費用相場
チラシデザインの外注時の費用相場は、以下の通りです。
☞ B4サイズで両面の場合
・デザイン費:8万円~13万円
・印刷費(部数により変動)
こちらの相場は、デザインに盛り込む情報量によって大きく変動します。
また折込、ポスティングを行う場合は、別途費用が発生しますので、事前の確認が必要です。
リフォームチラシの集客力を高める配布戦略
リフォームチラシの集客力をもう一段階UPを目指すには、配り方の戦略も大切です。
お客様にしっかり届き、成功に繋げるための工夫は以下の通りです。
- ポスティングエリアの選び方と頻度を工夫する
- 他の手法と組み合わせて相乗効果を狙う
各項目の詳細をご紹介していきます。
ポスティングエリアの選び方と頻度を工夫する
やみくもにチラシを配るだけでは、コストがかさむばかりで十分な反響は得られません。
集客を成功させるためには、「どこに」「いつ」「何を」配るかという戦略が不可欠です。
まずは、リフォームのニーズが高い「見込み客」が住むエリアに集中してポスティングすることが重要です。
ポイントは以下の通りです。
- 建物の種類で絞り込む
- 特定のニーズを持つ層をピンポイントで狙う
- 「水回り設備」や「ガスコンロ」の交換、あるいは「エアコン」の新規設置
- 定期的な接触で第一想起を狙う
どんな点に気を付けるべきか、詳細を解説していきます。
建物の種類で絞り込む
- マンションリフォームのチラシ
⇒ターゲットをマンションに限定して配布。 - 戸建てリフォームのチラシ
⇒戸建て住宅に絞る。特に、新築や築年数の浅い注文住宅はリフォーム需要が低いため、優先度を下げる。
築15年以上の戸建て住宅が密集するエリアは、特に狙い目です。
特定のニーズを持つ層をピンポイントで狙う
「入居したて」の方向けに特化するのも有効です。
中古戸建てやマンションの購入者は、入居直後に以下の設備を検討するケースが多くあります。
住宅設備の交換・新規設置
例えば、入居したてのタイミングで以下のようなチラシを設置することでお申し込みの機会を作る戦略もあります。
- 水回り設備
- ガスコンロ
- エアコンの新規設置
これらのニーズに特化した専用チラシを作成し、新しく入居者が入ったことが確認できるエリアに配布すると、高い反響が期待できます。
また、リフォームには、季節によって需要が高まるサービスがあります。
機会創出の例
- 外壁・屋根の塗装/修理 → 台風シーズン前の春(4〜5月)や、気候が安定する秋(9〜10月)の少し前に配布。
- エアコンの設置・交換 → 暑さが本格化する前の初夏(5月下旬〜6月)に配布。
- 駐車場の屋根(カーポート)の設置・修理 → 台風や積雪シーズン前のタイミングで配布。
- 給湯器の交換 → 故障が増える冬場を前に、秋口(10月頃)から交換を促すチラシを配布。
やみくもに広範囲へ配布するのではなく、ニーズが最高潮に達しているお客様へ的を絞ってアプローチすることで、費用対効果を最大化し、高い反響率を実現できます。
定期的な接触で第一想起を狙う
リフォームは金額の大きい買い物であり、検討期間が長い商材のため、同じエリアに1〜2ヶ月に1回程度のペースで定期的に配布することも重要です。
会社の名前やサービスを覚えてもらうことができ、「いざリフォームをしよう」と考えた時に、最初に思い出してもらえる存在(第一想起)になることを目指します。
毎回少しずつ内容を変え、季節に合った情報を届けることで、お客様の関心を維持しやすくなります。
他の手法と組み合わせて相乗効果を狙う
チラシは単体で完結するツールではありません。
興味を持ったお客様を次のアクションへスムーズに誘導するための「入口」と捉え、他の施策と連携させることで、集客効果を飛躍的に高められます。
チラシを見て興味を持ったお客様の多くは、すぐに電話をかけるのではなく、まず社名やサービスをインターネットで検索し、信頼できる会社かを確認します。
この「チラシ→Web検索」という行動を想定した準備が不可欠で、主に以下の準備の併用がおすすめです。
- Webサイトの情報量を充実させる
- 会社の規模に合わせたイベントを企画する
このほか、リフォームOB向けの定期的なDMや、紹介キャンペーンDMなどの併用も反響率が比較的高くおすすめです。
チラシQRにコードやクーポンを仕込んで反響率・来店率を数値化するなど、データでの計測も可能です。
Webサイトの情報量を充実させる
チラシには載せきれない豊富な情報をWebサイトで提供し、お客様の疑問や不安を解消します。
チラシには「詳しくはWebで」という一文やQRコードを必ず掲載し、Webサイトへのスムーズな動線を確保しましょう。
また、最近では紙媒体とあわせ、ウェブでの集客に力を入れているケースが多く、インスタグラムなどSNSとの併用も人気です。
会社の規模に合わせたイベントを企画する
また、リフォームという高額なサービスにおいて、お客様は購入前に「実物を見たい」「直接相談したい」と強く感じています。
その受け皿となる体験の場を用意し、チラシで積極的に告知することが成約率の向上に繋がります。
大規模な会社の場合:自社の強みを存分にアピールできる「自社ショールーム」を構え、常時見学可能な体制を整えます。
小規模な会社の場合:費用を抑えつつ効果的なイベントが可能です。大手住宅設備メーカーのショールームを借りた「体験会」や「出張相談会」を開催し、お客様が最新のキッチンやバスルームに直接触れる機会を提供します。
これらの「リフォーム相談会」や「見学会」といったイベント情報をチラシのメインコンテンツとして掲載し、来場予約特典などを設けることで、チラシを強力な集客ツールとして活用できます。
反響率を最大化したいなら?リフォームチラシデザインはプロ活用も視野に
反響の出るリフォームチラシとは、ポストを開けた一瞬で「捨てられない」と思わせる戦略的な広告物です。
成功の鍵は、まずターゲット顧客を明確に定め、その層に響くデザインを施し、自社の強みや施工実績でお客様の信頼を得ること。
その上で、リフォーム後の美しい写真と価格を目立たせ、行動を促す問い合わせ先(CTA)を分かりやすく配置することが重要です。
プロにチラシ制作を依頼する最大のメリットは、担当者様の負担を減らしながら、「素人感」のないデザインを用意できるという点です。
その道のプロに制作を任せるということは、担当者の負担も軽減しながら集客効果を最大化するための効果的な投資となります。
デザイン制作のご依頼経験がない場合でも、弊社のアカウントエグゼクティブが制作と連携し、ご希望に沿ったご提案をさせていただきます。

チラシデザインでお困りの際は、お気軽にデザポケまでお問い合わせくださいませ!