ネット印刷のメリット＆デメリット｜効果的な広告物を作るための注意点

企業活動において、名刺・チラシ・パンフレット・DM（ダイレクトメール）などの印刷物は、販促やブランディングに欠かせないツールです。

近年では、社内報や記念誌など社内向けコンテンツの印刷ニーズも増加しています。

こうした印刷物の発注先として注目されているのが「ネット印刷」です。

価格の安さやスピード感から選ばれるケースが増えている一方で、

「品質に問題はないか」
「納期対応は柔軟か」

といった懸念を持つ担当者も少なくありません。

というわけでこちらの記事では、ネット印刷の特徴について、コスト・納期・品質の観点から整理し、押さえておきたいメリットとリスクについてお話していきます。

ネット印刷の主なメリット

ではさっそく、ネット印刷の主なメリットをご紹介＆解説していきます。

メリット①高いコストパフォーマンス

ネット印刷の大きな強みは、コストの低さにあります。

注文からデータの入稿、決済に至るまで、すべての工程がオンライン上で完結するため、従来型の印刷と比べて人件費や設備維持費を大幅に抑えることが可能です。

さらに、複数の異なる注文内容を1枚の大判用紙にまとめて印刷し効率を高めつつ、コスト削減を実現しています。

メリット②短納期対応

「明日までにチラシを用意したい」
「急きょイベントが決定した」

といった急な対応が求められる場合にも、ネット印刷は有効です。

多くのサービスで「当日出荷」「翌日発送」といった短納期オプションが用意されており、リードタイムの大幅短縮が可能です。

メリット③24時間全国対応

インターネット環境さえあれば、時間や場所に縛られず印刷物の発注が可能です。

出張先や自宅など、どこからでも手配できるため、業務の合間や深夜のタイミングでも対応できます。

ネット印刷の主なデメリット

続いて、ネット印刷を利用する上でのデメリット、押さえておきたい注意点をご紹介していきます。

デメリット①色味・仕上がりの事前確認が難しい

ネット印刷では、モニターでの確認と実際の印刷物とで色の再現性に差異が出ることがあります。

インクや紙の質、プリンタ環境の違いにより、「イメージと異なる仕上がり」になるリスクも考えられます。

デメリット②データ作成に一定の知識が求められる

ネット印刷では、印刷用データの正確な作成が前提です。

• トンボの設定
• 塗り足しの確保
• 画像解像度
• フォントのアウトライン化

…など、基本的なDTPスキルが必要となります。

デメリット③サポート不十分な場合もあるので注意

従来型の印刷会社への発注とは異なり、ネット印刷では対面での相談や細かな確認作業が難しいのが実情です。

やり取りは基本的にメールやチャットで行うため、迅速な判断や複雑な調整には不向きな場合があります。

ネット印刷に不安がある場合は印刷・広告会社との連携も有効

ネット印刷の利便性は魅力的ですが、

「初めての印刷発注で不安がある」
「クオリティを重視したい」
「制作から一貫して相談したい」

といったケースでは、従来の印刷会社や広告会社への依頼も有効な選択肢です。

連携すると、以下のようなサポートが期待できます。

• 専任担当による個別対応：用紙選定や加工方法なども含めた細かな相談が可能
• デザインデータ制作依頼：制作スキルがなくても安心してデザインの依頼・相談ができる
• 色校正や仕上がりの事前確認：イメージと実物の仕上がりの乖離を防ぎやすい

単価はネット印刷より高くなる場合もありますが、安心感や高品質な仕上がりを重視する場合には十分な価値があります。

また、印刷部数が多い場合は、ネット印刷と比較しても単価も抑えられる場合もあり、費用対効果が高くなるケースもあります。

まとめ：ネット印刷は目的に合わせた使い分けがおすすめ

ネット印刷のメリットとデメリットについてご紹介しました。

便利で比較的安価なネット印刷ですが、目的に応じた使い分けがポイントになります。

ネット印刷は、

• 低コスト
• 短納期
• 利便性

の点で、企業の販促活動を強力にサポートする手段です。

一方で、品質やデータ作成の難易度などに関しては事前に理解し、適切な準備が求められます。

「スピードとコスト重視」ならネット印刷、「品質とサポート重視」なら従来の印刷会社・広告会社というように、目的や状況に応じて選択肢を使い分けることで、より効果的な印刷物の制作が可能になります。

デザポケでは、印刷物に関する専門知識を持ったアカウントエグゼクティブが直接相談＆対応させていただきます。

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