
自動販売機ラッピングの広告効果とは?導入費用や事例について紹介!

こんにちは!デザポケ営業部のSayakaです。
街中やオフィス、商業施設でよく見かける自動販売機。
ただ飲み物やお菓子を売るだけでなく、実はその外観ひとつで、お店や企業のイメージを大きく左右する力を持っていることをご存じでしょうか?
外観を効果的にデザインすることで、単なる販売ツールを超え、強力なプロモーション媒体へと進化します。
企業のブランドイメージ向上から新商品の告知、イベント集客まで、幅広いデザインに対応!
オリジナル自動販売機ラッピング業者をお探しの際は、デザポケまでご相談くださいませ!
目次
自動販売機ラッピングとは?主な効果・メリット
既に設置している自動販売機が、古びた外観で目立たず、「ただの箱」と化しているなら、それは非常にもったいないです。
自動販売機は効果的にデザインラッピングすることで、単なる利便性を提供するだけではなく、魅力的な集客ツールとして利用することができます。
主な効果やメリットは以下の通りです。
高額な屋外広告やテレビCMと比較して、オリジナルラッピングの施された自動販売機は圧倒的なコストパフォーマンスで、継続的なブランド露出を可能にします。
各項目でどのような効果やメリットがあるのか、以下で詳しく解説していきます。
継続的な広告塔・看板として機能する
自動販売機は自ら商品を販売しながら集客し、24時間365日休まずに告知してくれる広告担当のような役割をしてくれます。
屋外設置の自動販売機の場合は特に露出度が高く、通行人や商品を買いに来た方への屋外看板代わりにサービスやイベントの宣伝をすることができます。
屋内では設置する内装に合わせたデザインでラッピングをすることで、全体に統一感のある雰囲気を演出でき、全体のブランドイメージのさらなる向上につながります。
設置後は広告のために人員を大きく割くことなく運用できるため、”放置できる広告メディア”として機能します。
ブランディング・イメージ向上につながる
オリジナルの自動販売機ラッピングは、例えば、社会貢献活動として取り組んでいる団体のラッピングをすることで自社の取り組みもアピールしつつ、その団体の存在や活動内容を一般の方にお伝えするといった活用方法もあります。
ほかにも飲料メーカーと連携することで一本購入いただくことに◯円寄付がされる、という仕組みの自動販売機もあり、ブランドのイメージ向上としての役割も果たします。
顧客エンゲージメント・話題性創出につながる
特徴的なラッピングや地方の自治体とのコラボなど、話題性のあるラッピングを施す場合、自動販売機自体が話題の中心になるケースも多いです。
お客様が自動販売機を見るために実際に店舗へ足を運んでくれたり、自動販売機をきっかけに商談につながるケースもあります。
弊社でお手伝いさせていただいた事例では、ニュースで話題のアイテムとして取り上げられたことで一気に認知度がUPしました。
思わず写真を撮りたくなるような目を惹くラッピングデザインは、フォトスポットとしてSNSなどの自発的なメディア拡散も期待できます。
自動販売機ラッピングのデザイン自由度と施工バリエーション
自動販売機のラッピングにはいくつか施工の種類があり、選ぶタイプによってデザインの自由度が変動します。
自動販売機ラッピングならではの用語も登場しますので、以下で解説していきます。
事前に確認しておくと、発注の際に非常にスムーズに進行します。
フルラッピングと部分ラッピングの違い
自動販売機のラッピングにはフルラッピングと部分ラッピングという施工範囲の種類があります。
フルラッピング

主に専用のシートを自動販売機本体に3面以上施工することを指します。

部分ラッピング

部分ラッピングは、三角POPのみ、トップボードのみなど、一部分のみのPOPを取り付けることを指します。
一部のPOPのみを取り付けるだけでは告知力が弱いため、基本的にはフルラッピングをおすすめしております。
自動販売機のツール一覧
トップボード

トップボードは自動販売機の上部に貼り付けるクリアPET製のシートです。
耐光性と耐風性が必須で、強力なテープで貼り付けます。
ラッピングシート

ラッピングシートは正面・側面・天面・背面の全面に貼り付けるシートで、職人による施工が必要です。
インパネ

インパネは自動販売機の内部から入れ込むポスターを指します。
自動販売機を開けることができる場合は差し替えを簡単にすることができます。
三角POP

三角POPは自動販売機に貼り付けるクリアPET製のPOPを指します。
耐光性と耐風性が必須で、強力なテープで貼り付けます。
マグネット

マグネットは自動販売機の上から磁力で貼り付けるPOPのことです。
簡単につけ外しが可能なのが特長です。
ロゴ・QRコード・季節演出などの応用例
自動販売機をオリジナルラッピングで制作する際、ロゴやサービス名などの普遍的な情報はラッピングシートで印刷することをおすすめしています。
QRコードや季節演出などの変動する情報は差し替えが可能なインパネに記載すると、後々変更になった際に対応が可能です。

自動販売機にQRコードを記載することで、お客様が直接ウェブサイトにアクセスできるようになり、オンラインサイトを訪れる機会を創出することができます。
ラッピングの工夫次第で、単なる認知度向上に留まらず、実際の行動喚起につなげることも可能です。
景観と調和させるラッピングも可能

木目柄や大理石柄等、外観・内観に合わせたラッピングも可能です。

空間全体のクオリティを上げたい場合におすすめです。
自動販売機を地域の特性(例:観光名所、豊かな自然など)に調和するようにデザインすることで、景観を損なわずに設置でき、かつ企業のブランド価値を高める効果も期待できます。
自販機ラッピングの導入が向いている店舗・企業とは?
ではどのような店舗・企業がオリジナルの自動販売機設置に向いているのでしょうか。
以下のお悩みをお持ちの場合、設置をぜひ検討してみてください。
オリジナルの自動販売機で販売できるのは飲み物だけではありません。
既に設置されている自動販売機をラッピングで有効活用しましょう!
どんな企業が自販機ラッピング導入におすすめなのか、具体例を以下でご紹介していきます。
商品の存在感を強調したい小売店や飲食店・病院(美容クリニック)
トレーディングカードの自動販売機
店舗内に複数台あるトレカ自販機を購入したままの白い状態で使っていませんか?
自動販売機はサイズが大きいので、白いまま設置すると店内で無機質でさみしい印象を与えて、悪目立ちしてしまいます。
自動販売機に賑やかで目立つラッピングを施すことで、店内のイメージに馴染んだ雰囲気を演出しつつ、購買意欲を上げることができます。

また、トレーディングカードの無人販売機を設置することで、人的リソースに依存せず販売機会の損失を防ぐ効果も期待できます。
さらに、差し替えが簡単なインパネ部分に販売する商品名をしっかりと明記することで、お客様の商品違いによる誤購入・返品を防ぐといった工夫もできます。
飲食店での冷凍惣菜・冷凍弁当の自動販売機
店舗の外に設置されている自動販売機に、商品に関連するラッピングをすることで、店内に入らずとも店舗内で普段どんな商品を扱っているかを伝えることができます。

また、スタッフ不在の営業時間外でも、自販機を通じて商品を販売できるため、次回の来店への動機づけや営業時間外の購入機会の創出といった効果もあります。
特定の商品名の掲載は避け、屋号や普遍的なイメージをラッピングすることで、その時の商品に左右されず、長くラッピングを活用することができます。
おすすめの商品や期間限定の商品は、差し替えが容易な「インパネ」等に記載を刷ることで、効果的に効率よくラッピングを活用することができます。
デザポケではラーメン屋さんや牛丼屋さんなどからご依頼をいただくことが多く、商品そのものの販売や、店外で飲食後のお茶などの販売を想定されるケースでのご相談を多く寄せていただいています。
病院(美容クリニック)
美容クリニックでは、木目や大理石柄のシートを使うことで、既存の内装の雰囲気に合わせたおしゃれなラッピングデザインにすることができます。

主張することだけがデザインではありません。
既存のイメージに馴染ませることで、お客様の空間に対する満足度を上げることも非常に重要です。
特に特定の顧客の再来店の多い業態では雰囲気作りに力を入れることで、ライバル店との差別化を行い、売上の向上・再来店率を上げることに貢献できます。
商品やサービスの認知度向上を目指す企業
リリースしたばかりのまだ認知度が低いサービスにも、オリジナルの自動販売機ラッピングは有効です。
アウトオブホームメディア(OOHメディア)のような働きをするため、特に設置場所付近のお客様との接点が非常に多く、サービス名やイメージカラーの刷り込みをすることができます。
顧客は「商品を購入する」という行動を通じて自ら接触するため、看板よりも深い関わりが生まれます。
特に、近くにゴミ箱が設置されている飲料自動販売機の場合、その場で飲んだりすることも多く、滞在外時間が長くなる傾向があるため、広告デザインとの接触時間も長くなる傾向にあります。
さらにキャッシュ決済対応の自動販売機は集客力が高いため、特徴のあるラッピングをすることでより効果的に活用することができます。
キャンペーンのPRを強化したい事業者
自動販売機ラッピングの中でも、インパネは他のPOPと異なり差し替えが容易なツールです。
そのため、
「新商品リリース!」
「◯月まで入会金無料!」
といった限定キャンペーンや、ABテストの実施におすすめのツールとなります。
また、一般的に低めの位置にインパネ設置のスペースがあることが多いため、身長の低い高齢者やお子さまでも見落としづらいという特長があります。
さらに、専用のQRコードを掲載することで、顧客のエンゲージメントを追うことも可能です。

インパネ以外のツールは頻繁に差し替えることができないので注意が必要です。
自動販売機ラッピングの費用相場と内訳
ではオリジナルデザインの自動販売機を設置する際の費用相場はどのくらいなのか、気になるところですよね。
デザインの複雑さや設置台数によっても価格が変動しますので、以下を参考にしてみてください。
ラッピング施工の相場感
正面と両側面、インパネの場合、1台あたり約15万円〜程度です。
※価格は概算です
費用の主な内訳
自動販売機ラッピングの主な内訳は以下の内容です。
デザイン費 | 5万円 |
シート出力・インパネ製造費 | 5万円 |
施工費 | 5万円~ |
インパネ部分のみの場合は以下が相場となります。
デザイン費 | 2万円 |
印刷費 | 3500円 |
※既存シートの剥がし費用は含まれておりません。
※施工費は施工場所によって変動します。
※施工場所によっては別途出張費が掛かる可能性がございます。
また、施工方法は大きく下記の2パターンに分かれます。
①自動販売機が設置されている現地での施工
②一度最寄りの倉庫に移動させて施工
①の場合で、かつ屋外設置の場合は天候によっては施工できない可能性がありますので、ご注意ください。
また、施工する時間帯によって夜間料金が発生する可能性があるので、施工の前のスケジュールや手順をしっかり打ち合わせましょう。
制作・設置の進行をスムーズに行うためにも、自動販売機ラッピングの実績が豊富で、担当がつく企業に依頼することを強くおすすめします。
自力で施工しようとすると自動販売機自体が傷ついたり、仕上がりが汚くなってしまうリスクがあり、ラッピングがかえってマイナスブランディングになる可能性もあります。

自動販売機ラッピングは実績のあるデザポケにご相談ください。
自動販売機ラッピングの導入方法と業者の選び方
自動販売機ラッピングを検討しているものの、
「どう進めたらいいのかわからない」
「どの業者に頼めばいいのか」
と、設置までのプロセスがわからないと不安ですよね。
オリジナルデザインの自動販売機設置までの手順と業者の選び方について解説していきます。
費用対効果の高いプロモーションを実現するためにも、ぜひこのチェックポイントを活用して、最適な依頼先を見つけてください。
依頼から施工までのステップ
①施工したい自動販売機が購入済みかどうかを確認する
レンタル機やリース機の場合は返却する必要があるため、基本的にはラッピングは行いません。
まずは購入の手続きからお願いいたします。
②ラッピングしたい自動販売機の仕様を確認する
下の内容を事前にご準備いただくと、お打ち合わせがスムーズになります。
- 型番
- 台数
- 設置場所(エリア・屋内屋外・位置)
- 目的
- 予算
これらを整理しておくことで、仕様の相違によるトラブルが少なくなります。
③お打ち合わせ
自動販売機ラッピングは、最終的な施工品質を見据えたデザイン制作が不可欠です。
制作経験がない場合、印刷のやり直しなどで余計なコストが発生するリスクがあるため、実績が豊富で、専任の担当者がつく企業や業者への依頼がおすすめです。
④見積もりの確認・発注
お打ち合わせの内容でお見積りをお出しさせていただきます。
このタイミングで、ラッピングの面数や媒体についてのすり合わせも行います。
お見積りの内容をご確認いただき、ご納得の際はご発注くださいませ。
⑤デザイン校正
お打ち合わせでお伺いした内容を元に、デザインを制作させていただきます。
紙やWEBと異なり、自動販売機ならではのサイズ感や役割・目的に合わせた構成でご提案させていただきます。
デザイン制作〜校了までの期間としては、2〜3週間程度が目安です。
⑥製造
ご依頼いただいたPOPの製造を行います。
ご発注の台数によって変動しますが、約1〜2週間で製造が完了します。
⑦施工
指定のお日にちに施工を致します。
施工する面の数にもよりますが、3台程度までなら1日ほどで完了致します。
施工完了後は、通常通り自動販売機をご活用ください。
業者選定時のチェックポイント
自動販売機の設置を依頼する場合は、以下のチェック項目を満たしている業者がおすすめです。
自動販売機ラッピングの実績があるか
オリジナルの自動販売機は、施工をすることまで考えてデザイン、データ制作をする必要があります。
紙・ウェブ媒体と同じ流れでデータを制作してしまうと絵柄の見切れなどが発生し、刷り直しや施工のし直しを引き起こし、やり直しの費用がかかってしまう可能性があります。
そのため、確かな実績と専任担当者がいる業者を選ぶことを強く推奨します。
ラッピングシート以外のツールも製造できるか
自動販売機のラッピングは、通常の印刷物とは異なり、耐光性や耐久性に注意する必要があります。
制作実績のない企業に依頼をしてしまうと、POPが風で飛ばされ一般の方に怪我をさせてしまったり、日光ですぐに退色し、白く色褪せてしまうことがあるので要注意です。
こうしたトラブルを防ぐためにも、トップボードやマグネットなど、ラッピングシート以外のツールも一緒に発注できるかを確認をしましょう。
自社にデザイナーがいるか
自動販売機は大型のため、デザインにコツが必要です。
印刷データを制作する際も、天面や正面など、面に合わせてそれぞれ伸ばしが必要になるので、知識や経験があるデザイナーが担当してくれるかどうかを事前に確認しましょう。
外注している場合はコミュニケーションに隙間ができてしまい、クオリティが高い仕上がりを目指せなくなってしまう可能性があります。

自販機ラッピング方法について、不明点はお気軽にお問い合わせください🫛
自販機ラッピングの導入事例
デザポケが手掛けるオリジナル自動販売機ラッピングの導入事例として、以下のものをご紹介します。
アシード株式会社様:東北絆まつりのオリジナルラッピング
万代エンターテインメント様:トレカのオリジナルラッピング
デザポケでは、トレーディングカード自動販売機や飲料自動販売機等の実績が多いです。
基本的には既に設置されている自動販売機へのラッピングとなります。
また、『ド冷えもん』の一部機種は冷凍以外にも冷蔵や常温等を筐体の設定で選ぶことができるので、もしも現状の自動販売機のリニューアルをお考えの場合は「折り畳み傘」や「スナック菓子」などの商品の販売に切り替えた上でラッピングをするのも良いかもしれません。
その他、参考事例についてはお気軽にお問い合わせください。
自販機ラッピングに関するよくある質問と回答
以下では、オリジナル自動販売機ラッピングを制作する際によくある質問と回答についてご紹介していきます。
制作の際にデザポケによく寄せられる疑問の詳細をまとめています。
一度貼ったラッピングは剥がせる?
自動販売機本体に貼り付けるシートは基本的には剥がしません。
自動販売機の寿命である5〜10年※は一度貼ったラッピングをそのまま使うケースが多いです。
ただし、シートラッピングを剥がした後に上から新たなラッピングをすることも可能ですので、お悩みの際はご相談ください。
※型番や使用状況によって異なります。
本体は張り直しが難しい一方で、インパネは自動販売機の中に入れ込むスペースがあるため、差し替えが可能です。
普遍的なブランドイメージやサービス名・屋号はシートラッピング、内容が変わる可能性のある情報はインパネでの対応がおすすめです。
どんな自販機にも対応できる?
基本的には可能です。
飲料のみならずトレーディングカード(トレカ)の自動販売機や、飲食物販売のド冷えモンのラッピングも可能です。
※ただし、すべて購入機に限ります。
自分でデザインデータ制作や施工をしても良い?
施工・出力時に絵柄の見切れのトラブルになる可能性が高いため、基本的におすすめしておりません。
制作の際は施工時にシートが不足しないように型番に合わせて伸ばしや余白が必要になるため、自動販売機のラッピングデータを制作したことがある会社に依頼を推奨します。
また、弊社ではデザインデータのみをご支給いただく、「施工のみ」のご依頼は基本的にはお受けしておりません。
自販機以外もラッピングできる?
無人で集客・広告ができるラッピングの媒体としては、下記のような媒体がございます。
- ガチャガチャ
- 車両(社用車・バス・電車・地下鉄等)
- ロッカー(手荷物を預けるロッカーやオンラインショップの商品受け取りロッカー)
- 配電盤
基本的には媒体ごとに仕様のテンプレートをつくり、型番に併せて製造をしていくという手順になるので、自動販売機のラッピングと大きな流れは同じになります。

デザポケは上記媒体のラッピングも可能です。
自販機ラッピングの制作進行がイメージできない
デザポケのお問い合わせフォームからご連絡ください。
実績を交えて手順やツールの特性をご説明させていただきます。
その際、型番・台数・設置場所(エリア・屋内屋外・位置)・目的・予算を事前にまとめていただくことでお打ち合わせがスムーズになります。
自販機ラッピングはコスパのいいブランディング手段
オリジナル自動販売機ラッピングについて、設置のメリットや制作の際の注意点などをご紹介しました。
自動販売機ラッピングには、以下のようなマーケティング効果があります。
- 自動販売機は24時間365日休まずに集客&告知してくれる
- アウトオブホームメディア(OOHメディア)のような働きをする
- サービス名や企業名・社会貢献活動を広く告知することができる
- 小売店や飲食店など、BtoC事業で特に効果的
ツールによっては耐光性や耐久性などを意識して製造しなくてはならないため、デザイン制作の際は自動販売機ラッピングの実績がある企業に依頼をするのがおすすめです。

自動販売機のオリジナルラッピングについてお迷いの際は、デザポケにお気軽にお問い合わせください