おしゃれなCDジャケット14選|邦楽&洋楽のジャケ写デザイン
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おしゃれなCDジャケット14選|邦楽&洋楽のジャケ写デザイン

Sacchin

Sacchin

2025.12.09

こんにちは!デザイナーのSacchinです。
普段はデザポケ新宿オフィスにて勤務しています。

普段から通勤中や作業中のBGMとして音楽を聴くことが多く、今回は個人的におしゃれだと思うCDジャケットを邦楽・洋楽で各7つずつご紹介いたします。

是非デザインを制作する際の参考にしてみてくださいね♪

【邦楽編】日本の感性が光るおしゃれなCDジャケット7選

邦楽でおしゃれさを感じるCDジャケットを7つご紹介していきます。

【邦楽編】日本の感性が光るおしゃれなCDジャケット7選

1.吉田日出子:『上海バンスキング』(1981年

画像出典:https://wmg.jp/yoshidahideko/discography/2519/

繊細な筆致や独特な色使いで哀愁を帯びたイラストレーションは見るものの郷愁を誘い、戦前〜戦中の当時の人々の感傷的な思いが静かに伝わってくるようです。

こちらは演劇も素晴らしいです!

2.藤原ヒロシ:『BEST』(1997年

出典:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A007690/VEATP-34914.html

額縁に収められた写真とその外側を彩るアナログフォントのバランスが見事で、単なる情報の提示を超えた「物語性のある一つの作品」として昇華されています。

3.Cornelius:Fantasma(1997年)

出典:https://wmg.jp/cornelius/discography/6974/

鮮やかなオレンジと白の組み合わせが非常にポップでアーティスト性が強く、一度見たら忘れられないようなインパクトがあります。

4.キリンジ:『ペイパードライヴァーズミュージック』(1998年)

出典:https://www.kirinji-official.com/musics/10324

現実と非現実が混ざり合ったような、コラージュ的で遊び心に溢れた独特の世界観を持つアートワークです。

上部のアーティストロゴも全体を引き締めています。

5.ムッシュかまやつ:『Je M’appelle Monsieur 』12inch EP(2002年)

出典:http://disque.jp/?pid=175226033&srsltid=AfmBOoqfMJQrs2rpD9SVZxvvT4nkptoSPnRYGAOLEeRvV6Nm2ObtmWIb

色彩を排したモノクロームの世界が、若きムッシュの繊細な感情の機微を映し出しており、見るものの想像力を掻き立てます。

6.クレイジーケンバンド:『ITALIAN GARDEN』(2012年)

出典:https://www.universal-music.co.jp/ckb/products/umck-1409/

タイトルの流麗なフォントと装飾的なフレームが、背景写真のクラシックな雰囲気をさらに高めていて、アルバムの顔としての存在感があります。

7.小瀬村晶:『SEASONS』(2023年)

出典:https://www.universal-music.co.jp/kosemura-akira/products/uccl-9111/

白い余白が多く取られていることで色の力強さを際立たせた、シンプルながらもメッセージ性が強く、洗練された美しいアートワークです。

【洋楽編】世界を魅了したおしゃれなCDジャケット7選

続いて洋楽でおしゃれさを感じるCDジャケットを7つご紹介していきます。

【洋楽編】世界を魅了したおしゃれなCDジャケット7選

1.Chet Baker:Sings & Plays(1955

出典:https://www.universal-music.co.jp/chet-baker/products/tocj-5952/

現代のデザインとは異なりデジタルな処理では出しにくい、コラージュ的でアナログな魅力に満ちたアート作品のように感じます。

全体がモノトーンの中で、中央のピンクの天使のイラストがアクセントとして際立っています。

2.13th Floor Elevators:The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators(1966

出典:https://www.charlyrecords.jp/sub-labels/international-artists/

象徴的な「目」のモチーフを中心に、鮮烈な色彩と背景に大小さまざまな模様が多用されていて、1960年代後半のサイケデリック・アートの典型とも言える、強烈で視覚的に刺激的なデザインです。

3. Pink Floyd:『The Dark Side Of The Moon』(1973年)

出典:https://www.pinkfloyd.com/albums/the-dark-side-of-the-moon/

アルバムタイトルやバンド名は一切入れず、純粋に図像の力だけで勝負していて、この徹底したシンプルさが、普遍的な美しさと力強いメッセージ性を生んでいます。

音楽史上最も象徴的で、ミニマルながらも科学的、哲学的、そして視覚的に強烈なインパクトを持つ、極めて有名なデザインです。

4.BLACK FLAG:『I Can See You』(1992年)

出典:https://sstsuperstore.com/products/black-flag-i-can-see-you-cd

派手さや装飾性は取り入れず、必要最小限の要素での構成が、メッセージの純度を高くしています。

象徴的なバンドロゴから力強さも感じられます。

5.Keith Jarrett:『The melody At Night,With You』(1998年)

出典:https://www.universal-music.co.jp/keith-jarrett/products/774-2659/

モノクロ写真の光と影が幻想的かつ詩的で、控えめながらも洗練されたデザインです。

文字が画像の端に寄せられ中央のビジュアル領域を完全に空けることで、写真の静寂と余白の美を際立たせています。

6.Steph Pockets:FLOWERS(2005

出典:https://www.stephpockets.com/discography

独特な筆致で描かれた人物の横顔と、タイポグラフィが単なる情報ではなくデザインの重要な要素として機能している、絵と文字の融合が素晴らしいグラフィック・アートです。

7.Gold Panda:『Untitled 1000 / 500 Tool』(2025年)

出典:https://goldpanda.bandcamp.com/album/untitled-1000-500-tool

三次元的な構図と強い陰影と粗い粒子を用いた個性的なイラストレーションが素晴らしく、円形のフレームに収めることでその異質さと神秘性がより強調されています。

真摯さ、アングラ性、そして妥協のなさが伝わってくるアートワークだと思います。

ちなみにこちらは友人作のグラフィックです♡

まとめ

今回は、邦楽・洋楽のおしゃれなCDジャケットを、デザインの視点からご紹介しました。

優れたCDジャケットは、単に音楽を包むだけでなく、その時代の空気感やアーティストの思想を映し出し、リスナーの想像力をかき立てる力を持っています。

ストリーミングで音楽を聴く際は、ぜひアルバムアートワークにも注目してみてくださいね!

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