デザイナーは毎日なにしてる?日々のルーティンとインプット術
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デザイナーは毎日なにしてる?日々のルーティンとインプット術

Hina

Hina

2025.12.15

こんにちは!
デザポケ デザイナーのHinaです♡

「デザイナーって、毎日どんな仕事をしてるの?」そんな質問をよくいただきます。

確かに、PCに向かってデザインソフトを操作する時間は多いですが、実はそれだけがデザイナーの仕事ではありません。

日々の観察・インプット・思考の積み重ねから納得の行くデザインが生まれます。

この記事では、働き方に関わらず多くのデザイナーが実践している「日々のルーティン」と「創造性を保つ工夫」についてご紹介します!


デザイナーを目指している方や、デザインの裏側に興味がある方の参考になれば嬉しいです!

デザイナーは毎日なにしてる?日常的な観察習慣

まずはデザイナーとして働くわたしの、毎日の観察習慣に関してご紹介していきます。

「見る力」を磨くことで、デザインの引き出しが増える

デザイナーにとって“観察”は、技術と同じくらい大切な力です。

ただ眺めるのではなく「なぜこうなっているのか?」を意識して見ることで、デザインの背景にある“意図”が見えてきます。

ここでは、日常の中で観察眼を鍛える具体的な方法を紹介します!

街中に溢れる広告を「分析の目」で見る

通勤中や買い物の途中、何気なく目にするポスターや看板。

それらを「なんとなく見る」のではなく、“分析の目”で見るようにしています。

たとえば、

「なぜこの色が使われているんだろう?」
「この文字の太さや配置が与える印象は?
「写真と文字のバランスはどうか?」

といった具合に、常に“理由”を考えながら見るのがポイントです。

特に店舗のPOPやポスターは、短い言葉と限られたスペースの中で、いかに人の目を引くかが勝負。

たった1秒で「見たい」「知りたい」と思わせる構成力は、デザイナーにとって最高の教材です。

また、失敗しているデザインを見るのも勉強になります。

「なぜ見づらいのか」「どうすれば伝わりやすくなるか」を考えることで、改善の思考力が自然と鍛えられ、実務でも役に立つことが多々あります。

スマホのスクショフォルダを“観察ノート”にする

SNSやWebサイトを眺めていると、「このデザイン、いいな」と思う瞬間がよくあります。

その感覚を逃さないために実践しているのが“スクショノート習慣”です。

気になった広告、レイアウト、配色、アイコンの使い方などをすぐにスクリーンショットしておきます。

それをジャンルごとにフォルダ分け(例:配色/レイアウト/フォントなど)しておくと、後で見返すときに分析しやすくなります。

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そして、溜まったものを見返すと、自分の中で無意識に惹かれているデザインの傾向が見えてきます。

「落ち着いたトーンが好き」「シンプルな余白設計に惹かれる」など“自分のデザインの軸”が明確になっていきます。

また、スクショをただ集めるだけでなく、「なぜこのデザインが魅力的に感じたのか」を1行メモするのもおすすめです。

“感覚的な好き”が“分析的な理解”に変わり、確実にスキルアップにつながります。

非デザイン分野にも目を向ける

デザインのヒントは、デザイン以外の場所にも溢れています。

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  • 料理の盛り付け
  • アパレルショップのディスプレイ
  • 建築の外観や照明
  • 雑貨の陳列 …など

これらもすべて“構成”や“バランス”、“リズム”といったデザイン要素でできています。

たとえば、カフェのテーブル配置や照明の位置から「空間の余白の取り方」を学べますし、アパレルショップの陳列から「視線誘導の流れ」や「配色バランス」を感じ取ることができます。

こうした他分野の観察を続けていると、自分が苦手だったジャンルのデザインが得意分野に変わることも少なくありません。

どんなジャンルにも観察の目を向けるクセをつけておくことで、「引き出しの数」が確実に増え、デザインに深みが生まれます。

そして何より、世の中にある物の見え方そのものが少しずつ変わっていきます。

毎日続ける多様なインプット|アイデアが枯渇しないための工夫

デザインの仕事をしていると、「アイデアが出てこない…」という瞬間に必ず出会います。

そんなときに支えてくれるのが、日々の“多様なインプット”。

「デザインを見る」「感じる」「記録する」という小さな積み重ねが、後々の発想の種になります。

ここでは、私が実際に取り入れているインプット習慣をご紹介します。

SNSやデザインギャラリーを定期チェック

PinterestやInstagramなど、世界中のデザインをまとめたプラットフォームを、湯船に浸かっている時や寝る前にざっと眺めるのが日課になっています。

ただ“見る”だけではなく、「なぜ惹かれたのか」を意識して考えるのがポイントです。

また、世界のデザインを眺めると、文化による表現の違いも感じられてとても刺激的です。

日本のデザインが「整然」「情報的」であるのに対し、海外の作品は「自由」「大胆」な構成が多く、自分の感覚の枠を広げるきっかけにもなります。

本や雑誌を“読む”より“観察する”

本や雑誌は、SNSとは違い“編集の意図”が詰まった媒体です。

ページをめくりながら、

「なぜこの余白なのか」
「見出しと本文の関係」
「写真のトリミング位置」

などを観察していくと、紙媒体ならではの“リズム”を感じ取れます。

特におすすめなのが、旅雑誌やカルチャー誌です。

デザインそのものだけでなく、「写真・文章・構成」の一体感が学べます。

同じテーマでも媒体ごとに伝え方が違うので「どんな読者に向けたデザインなのか」を読み取る訓練にもなります。

最近は電子書籍でスクショして分析メモを残すのも便利です。

“読む”というより“分解して観察する”意識で向き合うと、吸収力がぐっと上がります。

日常の“違和感”をメモする

良いデザインを見ることと同じくらい大切なのが、“違和感を見逃さない”ことです。

「なんか読みにくいな」「この広告、見た瞬間スルーしちゃったな」そう思った瞬間をすぐにメモします。

この“違和感リスト”は、次にデザインをするときの改善ヒントになります。

たとえば「文字のコントラストが弱い」「情報の優先順位が曖昧」など、違和感の原因を分析すると、自然と“ダメな理由を説明できる力”がつきます。

また、デザインに限らず、使いにくいアプリのUI、混み合った駅のサイン、レストランのメニューなど、

「使う人の立場」で考えることで、ユーザー視点の観察力が磨かれます。

興味の幅をあえて広げる

デザインの源泉は、意外と“デザイン以外”のところにあります。

アート、映画、建築、写真、音楽、ファッションなど…

まったく違うジャンルの表現を体験することで、感性のストックが増えていきます。

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たとえば映画では、照明や構図、色彩設計を参考にできますし、ファッションの配色や素材の組み合わせから、トーンや質感のヒントを得ることもあります。

私は出産をきっかけに、幼児向けのデザインに触れる機会がぐっと増えました。

これまであまり目にしてこなかった絵本やおもちゃの世界には、驚くほど多くのデザインのヒントがあります。

絵本作家さんの筆のタッチ、優しい配色、ページの構成や物語のリズムなど、どれも、子どもの視点に立って「どう伝えるか」を考え抜かれたデザインです。

シンプルながらも感情を動かす表現の数々に、日々学びを感じています。

一見遠回りのようですが、こうした“遠回りのインプット”こそが、後々アイデアを広げるための強い土台になっていると実感しています。

知識と技術のアップデート

デザインの世界は、トレンドやツールの進化がとても早い業界です。

新しい表現方法やツールが次々と登場する中で「学び続ける姿勢」はデザイナーにとって欠かせない要素となります。

日々の小さなチャレンジが、自分の引き出しを増やし、デザインの幅を広げてくれます。

新しいソフトや機能を試してみる

IllustratorやPhotoshopだけでなく、Figma・Canva・After Effectsなど、制作ツールは日々進化しています。

「これまでのやり方」に慣れてしまうと、成長のスピードが止まってしまいがちです。

新しいソフトや機能を試してみることで、作業効率が上がるだけでなく、「こんな表現もできるんだ!」という新しい発見が得られます。

小さな実験の積み重ねが、結果的に大きなスキルアップにつながります。

他のデザインを“再現”してみる

気になった広告やポスター、SNS投稿などをそのまま再現して練習するのも効果的です。

一見シンプルに見えるデザインでも、実際に再現してみると「文字の詰め方」や「余白の取り方」など、細部に詰まったプロの技術に気づくことができます。

ただ見るだけでなく、“自分の手で真似る”ことで理解の深さがまったく違います。

この練習を続けると、自然と「良いデザインの共通点」が自分の中に蓄積されていきます。

定期的にポートフォリオを見直す

過去の作品を見返す時間も大切です。

数ヶ月前に自信を持って提出したデザインでも、今の自分が見ると「もう少しこうできたかも」と思うことがあります。

フォント選びや余白の取り方、レイアウトバランスなどを改めて検証することで、自分の“クセ”や“強み”を客観的に把握できます。

ポートフォリオを更新する習慣を持つと、常に自分のデザインをブラッシュアップする意識が保てます。

コミュニティや勉強会に参加する

他のデザイナーとの交流は、刺激と発見の宝庫です。

同じテーマでも全く違うアプローチを見たり、使ったことのないツールを知れたりと、自分一人では気づけない学びがたくさんあります。

最近では、オンラインの勉強会などで気軽に参加できるコミュニティも増えています。

仲間と情報交換をしたり、制作の悩みを相談したりすることで、モチベーション維持にもつながります。

まとめ

特別な才能だけがデザインを生むわけではありません。

日々の観察、多様なインプット、手を動かす試行錯誤、そしてそれを言葉にして整理する訓練。

こうした「毎日やること」の積み重ねこそが、デザイナーの思考と感性を磨き、やがて新しい価値を創造する力につながります。

デザイナーは毎日なにしてる?日々のルーティンとインプット術

普段は何気なく見過ごしてしまうものも、意識して観察することでデザインのヒントになります。

また、過去に自分が作った作品を見返して「ここはこうすればもっと良くなる」と考えることも、思考力を育てる大切なプロセスです。

そして何より大事なのは「今日見たものをちょっと意識して観察してみる」という小さな一歩です。

その一歩を積み重ねることで、日常の中にクリエイティブな視点が自然に芽生え、あなた自身の感性とアイデアの幅を広げることができます。

“今日から少しだけ視点を変える”

小さな習慣から、素敵なデザイナーライフをお過ごしください!

日々の制作実績や社内の雰囲気、仕事への取り組みは、インスタグラム@dezapoke_hinaにて公開中です!

最新の情報を更新していますので、ぜひフォローしてご覧ください♡

この記事が、デザイナーを目指す方や、デザインの裏側を知りたい方の参考になれば嬉しいです!

最後までご覧いただきありがとうございました♡